管理人のるあせすです。
自己分析とは?
就活における自己分析とは、自分の特徴や長所・短所、価値観を把握・分析することで就活での『強み』を見いだすこと
引用元:マイナビ新卒紹介より
皆さんは「自分」のことをどれだけ理解していますか?すぐに答えられる人いますか?
答えられる方は、出した答えに対する「具体的な内容=エピソード」を思い浮かべることはできますか?
自己分析とは「自分を知る」ための作業になります。「自分」のことを答えられない方は自己分析で「能力」「長所・短所」「やりたいこと」を探して就活の武器にできるよう分析してみてください。
自己分析の種類をまとめてみた
自分史
自分史は「過去から現在までの自分を振り返りまとめる」ことです。
下記は簡易的にまとめてみた自分史になります。
このように、過去の自分から現在までの自分の「経験」を書き出してまとめます。
簡易的じゃなくてもっと内容を濃くしたい場合、項目を増やします。
例えば、「頑張ったこと・楽しかったこと」の下に「何を頑張った?」など質問する内容を入れ込み「卒業研究は、表やグラフの使い方から見せ方までこだわることで誰が聞いてもわかりやすく理解してもらうためのプレゼンテーションを作った。」など文章化してみることもできます。
作り方は人それぞれなので、自分オリジナルの自分史を作成してください。
ジョハリの窓
ジョハリの窓は、心理学者でもあるジョセフ・ルフトとハリー・インガムの両名が考案した自己分析モデルです。
下記のように4つの窓があり「自分が知ってる自分」「自分は知らないが他人は知っている」など、「自分の分析」と「他人からの分析」が必要になる自己分析法です。
やり方は、
1.人数✖人数分のメモ用紙を用意する
2.性格をあらかじめ記入する
・ネットに公開されている項目を利用する
・自分なりの項目を作成する
例:①優しい ②切れ者 ③責任感がある ④行動力がある など
3.自分の性格だと思う要素をあらかじめ記入していた項目から選ぶ
4.相手の性格だと思う要素を別のメモ用紙に書き、相手に渡す
5.終了後、自分で書いたメモ用紙と相手からもらったメモ用紙の集計する
例:①優しい 自分1票 他人2票
②切れ者 自分0票 他人0票
③責任感がある 自分0票 他人3票
④行動力がある 自分1票 他人0票
6.窓に入れて結果の確認
7.結果を見てディスカッション
結果について話し合うことで、理解を深めていくことで自分の性格や能力を再認識する。
流れはこのような感じです。
実際やったことがありますが、人数が多数いないと効力が発揮されません(時間も割とかかる)。もし、実践するならゼミ内のメンバーで集まったときにやってみるぐらいの程度で十分かと思います。
メモリーツリー
メモ用紙に「自分」を中心に書き、その周りに関連する単語を書いて線で繋いでいく方法です。厳密言うと、マインドマップとは異なります(気になる方は検索を)。
このように単語と単語を繋げて、自分のアピールポイントを関連的に知ることができ、整理しやすくなります。
モチベーショングラフ
モチベーショングラフとは、自分の体験・経験を時系列に振り返りながら、その時々のモチベーションを書き出すこと。
このように、モチベーションが高い所や低い所に要因を書き出していきます。他にもモチベーションが高くなった要因や低くなった要因についてや心情・感情なども併せても書き出してみてください。
内定を貰った私の自己分析方法
ここからは、実際に私がした自己分析の方法です(「この人はこんなやり方で自己分析したんだ」程度の気持ちでOKです)。簡易的過ぎて「こんなんで自己分析できるの?」と思うかもしれません。
しかし、自己分析に時間をかけても自分なんてものを完全に理解できません。また、深掘りし過ぎてごちゃごちゃになるぐらいなら簡易的な分析の方が時間や労力が軽減されます。
自分がやりたいことを中心に考えた
自分のやりたいことを中心に考えれば企業選びの軸が決まり、志望動機も書きやすくなります。行きたい業界についても同様に簡単に考えをまとめました。
ざっくりし過ぎですが、このようにまとめました。ここから自分の行きたい企業を探し出してホームページやリクナビなどの個別ページから仕事内容を確認し、自分とマッチしてればエントリーする、を繰り返す作業に移ります。
私の場合、これよりかなり絞って探していたので、数も必然と少なくなり志望企業が決まりやすく志望動機が書きやすかったです。
これは、志望動機や企業選びの軸を決めるための方法になります。
過去のことよりも今のことを掘り下げる
就活は今の自分を企業側に見てもらいます。過去の自分なんて誰が見るのでしょうか?過去に実績があり強みがあれば、それをエピソードに盛り込むことで説得力や印象が変わってくると思いますが、無ければ意味はありません。
自己分析で過去を深掘りしていくことは大切ですが、基本的には大学時代のことだけで良いです。先ほど述べたように、中学、高校時代から継続してることが今の自分(=大学生の自分)も継続しているのであれば、それは大いに活用すべきです。
下記にも述べますが、要らない情報を探すのは時間の無駄なので、今の自分をしっかり分析しましょう。
これは、学生時代頑張ったこと(ガクチカ)や自己PRの内容を見つける方法になります。分析中に長所や短所も流れで見つかると思います。
入社意思確認のための分析
就活の一番大事なことは「入社意思の高さ」です。この気持ちがないと例え入社しても長続きません。
なので、自己分析の際には「本当にそこに入社したいのか?」という自己分析をしていました(哲学的な感じではありますが)。
自己分析といっても、紙に書いたりするのではなく、「入社後の自分」を想像してみるということを繰り返してました。
思い浮かばなければ「入社意思は低い」と省いてました。
「入社後の自分」が思い浮かぶ企業は志望動機が書きやすかったですね。
自己分析する必要ある?という問いに対して
就活生の大半は間違った自己分析をして、時間を浪費し必要ない情報をまとめていると思います。そんなことするぐらいなら企業研究をした方がマシです。
→だから、自己分析は必要ないと思っています。
自己分析はしなくても自分のことは自分が良くわかる!という方もいるでしょうが、本当に完全に理解しているのか不明です。自分という存在は、思ったより己を理解していない存在です。
→だから、自己分析は必要だと思っています。
まとめると、
・自己分析は今の自分(=大学入学以降の情報)にとって最適な答えを見つけ出すために必要な分析
→過去(=高校以前の情報)なんて今の自分(=大学入学以降の情報)に必要じゃなければ抜き出さない方がいい
→就活サイトなどは高校以前のことも自己分析に盛り込んでいるが、混乱のもとだからやらない方がいい
・時間をかけるぐらいならしない方がマシ
→ど壷にはまって余計訳が分からなくなる可能性もあるから
→企業研究してた方がマシ
になります。私は自己分析をする必要があまりないと思いつつ、自己分析はある程度は必要であると感じています(上記の考えになります)。
要は、就活を有利に進めるためのツールとするかしないか。自分にとって必要か必要じゃないかなんて自分にしか分からないため、自己分析するかしないかは自分で決めるしかありません。
行きたい企業を選ぶのも、自分でしか決められませんよね?他人が決めることではありませんよね。そういうことです。
最後に
自己分析の種類・やり方、自己分析の必要性について書きました。
自己分析をしてもしなくても内定はもらえます。自分を知り、自分の強みを把握していれば自ずと答えられます。見つからなければ自己分析をしてみる、というのもありです。
本記事が参考になれれば幸いです。皆さんの内定が貰えるよう願っています。