生活

占いをしていた人間が語る能力を失って絶望した話【駄文】

管理人のるあせすです。

今回は記事というよりも読み物としての記事になります。

代用くん
代用くん
最近、アイロンビーズばかりしてるけど、占いはしないの?
るあせす
るあせす
あー・・・そこ触れちゃう?
代用くん
代用くん
いや、そういうわけじゃないけど・・・
るあせす
るあせす
辞めたくて辞めたんじゃなくて先読みとカードがグチャグチャに出るようになってから休止状態になってるんだよ。もしかしたら力は戻んないかもね

占い歴は6年程のアマアマ占い師でした()

タロットとの出会いは趣味探しと一人暮らしで

私は学生時代、趣味で占いを始めました。

昔から、ゲームだけしかしない人間で趣味という趣味はありませんでした。大学生になった私は、新たに趣味を見つけようと色々と探しました。

条件として、

1.お金が掛からない

2.継続できそう

3.面白そう

で趣味を探しました。結果、右往左往しましたが、タロット占いと出会うことになりました。元々、占いには興味があったのですが、親が占いなど非現実的なことが嫌いで尚且つ否定派の人間でしたので話すのも買うのもできませんでした。

しかし、一人暮らしの環境で、ようやく本を購入しタロットを持つことができたのは最高でした。条件にも当てはまり、私の学生兼占い師としての生活が始まりました。

始めは全然ダメダメだった

友人たちの協力もあり、占う相手には困りませんでした。興味を持って占いをしてもらう人に予め自分の状況(初心者など)を知っている・練習相手というのも快諾してくれていたので勉強の日々を送っていました。

でも、始めのうちは全然カードが答えてくれなくて全然答えが導き出せない、相手にアドバイスができないのが何回かあり、苦労する日々が続きました。

幸い興味本位というのとスキルアップのために練習に付き合っていただいた人が多かったので、文句もなくスキルアップすることができましたが、全然ダメダメの占い師でした。

誰でも始めのうちはスポーツでも勉強でも天才の人以外は上手くいきませんが、私は群を抜いてダメダメでした。とにかく思いつかない・インスピレーションが湧かないという占い師としてはあるまじき絶望的な才能の無さを痛感しました。

次第に、趣味の条件②の継続できそうが当てはまらないようになっていきました。

ある日を境に「なんとなく」がカードに現れた

自信を少しづつ無くしていくうちに、試行回数も減っていきましたが、ある日を境に私の中でカードが相手に向かって答えを導き出しているのが「なんとなく」感じるようになりました。

始めは気にしていませんでしたが、相手が求めている、あるいはそうなりたい・そうなってほしいという願望が反映しているのが「なんとなく」分かるようになりました。

るあせす
るあせす
「なんとなく」というのは、インスピレーションのことですが、私はインスピレーションが完全に開花しているわけでもないので、ここでは「なんとなく」と書いています

この「なんとなく」が分かるようになったのは、自分の感情や考えが顔とか行動に出やすい人を占ったときに偶然カードと当てはまっていたのを見つけたからです。

試行回数も増え、自分のスキルだけでなくカードの熟練度も上がったおかげか、「なんとなく」が分かるようになり、極めて低い知名度ですが占いをやってる人がいる程度に上がりました。

怖かったのは人間関係の結果と未来の先読みについて

試行回数も増え慣れた頃、私の中で一番占いたくないジャンルが確立されていきました。

それは、人間関係です。恋愛など人間関係のジャンルは人によっては、マジに捉えたり理想な答えを言わなかったら不機嫌になるという地雷要素がたっぷりな相談内容なため、慎重に答えるようにしていました。

しかも、どう占っても良い結果にならない人もいましたので悩みの種でもありました。

占いというのは、

1.未来を見る・予測する

2.相手の代わりに答えを導き出す

が、世間一般の人たちが持つ占い師という人たちの職業観だと思います。

これは、間違いです。

先読みなんて本来ならば、霊能力者が行う方法です。ですが、何を勘違いしているのか、占い師=未来を見れる人なんて図式ができているので馬鹿馬鹿しいにもほどがあります。

なので、私は、テレビとかで見る先読みを披露する占い師は信じていません。

ですが、私はここでは先読みしていると書いています。霊感能力を使おうと思ったら何かを触媒にして相手を見たりすることもあるので、私の場合はタロットを使って先読みもしていました(一応霊能者っぽいこともしてましたので)。

でも、先読みしたことは相手に伝えません。上述したように占いじゃなくなるのと、例え、その未来が当たろうと外れようと未来のことを話してしまうと、本来進むべく未来から逸脱する可能性があるため話しませんし、伝えません(二回目)。

しかし、多くの方はそれを求めているので大変でした。だから一番やりたくないジャンルでした。地雷もたくさんいたし・・・

上手くいった事例と的中率

占いは未来を先読みするものではないと言いつつも、タロット使って相手の未来を先読みしながら答えていましたが(実際の未来は話さずに)、大抵の方は良い方向へと進んだのではないでしょうか。

中には、何度も危ないですよというニュアンスを自分で気づいてほしいのに良いことしか捉えない方もいたので微妙な結果になるという人もチラホラいました。

占い師の本来の役割は、

1.相手に如何にして自分がいる立場(悩みなど)を気づかせるか

2.①に対して解決の糸口になるアドバイスを送れるか

3.①と②に対して客観的に答えられるか

になります。①に対しては人によっては違うと思う人がいると思いますが、私は如何にして相手に気づかせるかが、より相手が高次な人間になれるか重要な要素だと思っています。

すべて他人から教えてもらうのではなく、一度自分で考えるという動作が必要不可欠です。占い師はそんな相手を助ける・気づかせてくれるツールと考えてくれたら良いです。そして、占い師は対価に信頼とお金を得るのが仕事だと。

何度か占ってきましたが、一番うれしかったのは自分を信じて運命の相手を見つけて結婚したカップルです。同級生ですが、その人は自分がどうしたら良いのか、どう行動すべきか悩んでいました。元がしっかりしていたのもあり、話をよく聞き冷静に自分を見つめ直すことができたみたいで、最終的に相手方にOKを出して卒業後しばらくして結婚しました。

過去一番に占い師としての仕事を果たした結果になり嬉しかったですね。本人に話した時は忘れていましたが、それで良いと思っています。最終的には自分の選んだ答えを進んだのですからね。

ちなみに、先読みした結果でも、二人は結ばれると出てたのですが、もちろん伝えていません。良い結果であれば、そうなるための道筋を気づかせるのがプロです。反対に、悪い結果であれば、そうならないようにさせる道筋を気づかせるのがプロです。

そう思いながら占いをしていると、的中率は割と高かったのではないかと書いてて思いましたね。

るあせす
るあせす
的中率と書くと怪しさと、占い=霊能者に間違われそうだから好きじゃないけど、書いちゃいます。占い師兼霊能者(誰にも話していません)もしていたので

能力を失うのとカードが反応しなくなる日

私は、このまま趣味として占いを続けるのだろうなと思っていましたが、とある災害に見舞われて何もかもを失いました。

ゲームも家も研究も、そして占い道具も何もかもです。回収こそできましたが、占い道具のタロットは使い物になりませんでした。

そして、色々とあり自暴自棄になった拍子に相棒ともいえる占い道具を処分してしまいました。

そこからですね。私が占い師として死んだ日は。もう一度同じ道具を買い直しましたが、からっきしです。経験でカバーしていましたが、カードが答えないのと先読み能力も消えてなくなりました。

今でも後悔の日々です。本当に何もかも、6年という短くて長い時間をかけてきた能力は一瞬でなくなりました。

占い師としては死んだが、人を見る力は残った

占い師として死んだ私は、新たに趣味を探しましたがしっくりくるものが見当たらず、結局元の生活に戻りました

※今はアイロンビーズやブログを趣味に頑張っています。

ショックでしたが、人を見る能力は占いのおかげで養われていました。あまり人と関わるのが好きでなかった自分が占いを通して人との会話や相手の本質などを見る力が備わっているのに後々気づかされました。

未だに未練はありますが、占いをしたい気持ちは残っています。仕事でもこの能力を活かして何とかやっていけてるので、嬉しいですね。

最後に

駄文を書いてるとスッキリします。

特に過去のことをネタにするのはとても捗ります。

占い師と言ってもプロではないので偉そうなことは言えませんが、ちょくちょく書いてしまってるのではないかとハラハラしてます。

しかし、少しでも、占い師が霊能力者みたいに未来をポンポン相手に言ってるのは間違いだと認識してもらえれば嬉しいです。

占い師=霊能力者×

占い師=影となり相手を導くもの〇

なのですから。