管理人のるあせすです。
田舎は良い所だが住むには不便だ
田舎は空気がきれいで自然も多く、静かでリラックスできる場所です。他にも、人混みもなく、誰にも邪魔されない環境で過ごせるメリットがあります。
私が住んでいた場所も上記の通りで、景色もきれいでスローライフをするにはピッタリの場所でした。
しかし、デメリットも沢山ありました。最寄りのお店はコンビニのみ、駅は徒歩で40~50分程度で大体1時間30分ぐらいでようやく列車が来る頻度。尚且つ、すごい上りと下り道があり体感ではもっとかかった印象です。
普通の循環バスも本数がかなり少なく、車がなければ何もできない環境でした。しかしながら、大学の循環バスがあったので買い物には困りませんでした。が、地元の方は利用できないバスでしたので、結局住むなら車が必須の環境でした。
仕事でも田舎によく行きますが、車が必須の環境が多く、
「田舎に住む=車を持つ」
はイコールの関係なんだなと改めて感じています。
循環バスなどもありますが、本数はかなり少なく不便です。あとは、タクシーをよく利用しているみたいでしたが、よく出かける人にとって金銭面的な意味で言えば赤字になります。
良い所がある反面、悪い所もあるので田舎に
いじめや差別はあるのか?
住む場所や地域にもよりますが、少なからずいじめや差別はあります。
私が住んでいた場所はそういったのはありませんでしたが、「怪しいな」と思う場所と人はいました。考え方や環境がそうさせたのかもしれませんが、やはり、気持ちはよくないものですね。
他に、仕事の中でも閉鎖的な感じであったり井の中の蛙大海を知らずという人もいます。会いたくもない話したくもない関わりたくもないですねぶっちゃけ。
いじめや差別の対象は弱者とよそ者
ウェルカムの田舎もあればそうじゃない田舎もあります。基本的に田舎は昔からその土地に住んでる人間です。地元の人たちにとって大事な生活圏に訳の分からない人間が住み着いたら気が気でないかもしれません。地元のコミュニティを守るためによそ者を差別して自分たちを守る行動に出ることも。
ただ、これは分からない行動ではないのです。現に、空家を購入し新しく入居された方の生活衛生が酷く近隣住民が迷惑を被るなんてこともあります(たまたま遭遇した)。
逆もあります。若い人間が引っ越してきて、地域の仕事や面倒ごとを押し付けたりとタチが悪い。コミュニティではよそ者ということだけで無視や仲間外れなど。
こういったのが現実に起きているんです。昔の日本であったようなことが今でもあるんです。
過去にこういった田舎でのいじめや差別が原因で殺人事件が起きています。有名なのは割と最近の山口連続殺人放火事件ですね。
これは移住者ではなく元々その土地に住んでた人が起こした事件になりますが、とても悲しい事件でしたね・・・
田舎に憧れて住みたいと思ってる人は辞めとけ
田舎に憧れて住んでみたいという思いをお持ちの方は、移住を諦めた方が良いです。
憧れだけじゃ生活はできません。でも、田舎の生活に憧れて移住を夢見る若者や町・都市圏の人間は少なからずいます。
なので、現実を見てみましょう。
・自家用車を持つこと(結婚してるなら2台は必須)
・健康を維持できること
・仕事の給料と場所
・災害と隣り合わせ
・コミュニティは大切にすること
何度も言いますが、田舎は交通の便が悪いです。何をするにも車が必須です。仕事、買い物、お出かけなど使う場面が多いです。
田舎に住むなら健康を維持しなければなりません。何故なら、病院がないからです。厳密言うと、機器などが圧倒的に足りません。結局のところ、大きな病院=町の病院に行かないと救える命が救えないなんてことも。
仕事と給料は住むためには必ず考えないといけません。何時間もかけて田舎から街の方に向かうか、地元の仕事に就くか考えなければなりません。遠方ならば体力面と精神面に負担が大きく、地元なら職種はほぼ選べません。本当に仕事がないからです(私も諦めました)。そして、給料面も考えなければいけません。田舎は、物価が低いので給料も少ないため期待はできません。
場所によりますが、災害と隣り合わせのところが多いです。ちょっとした大雨や地震でも土砂崩れや氾濫など危険な場所があるため住む場所は慎重に選ばなければなりません。
コミュニティに関しては、とにかく仲良くすること。人が少なく出入りする人間が同じなので嫌でも覚えてしまいます。そんなところで仲が悪くなってしまうと住みづらくなり色々と面倒なことになります。
田舎に憧れを持っている方はこれを見て住みたいと思いますか?まずは、田舎に住んでみた後のことを冷静に考えたら住みたくなくなると思います。お金が凄い掛かりますからね・・・
田舎に住むには覚悟と目的が必要
田舎に住むのは覚悟と目的が必要です。
覚悟というのは、不便の中でも住んでいくという柔軟な発想と対応力を持つこと。
目的というのは、地域おこし協力隊に入ったり「その地域を発展させていくため頑張る」「観光客や移住者を増やしたい」など。
仕事や勉強もですが、覚悟や目的がなければ田舎生活は長続きがしません。
どうしても田舎に住みたい方へのオススメの場所
田舎にどうしても住みたいと思う方はオススメの場所があります。
私的な考えですが、田舎にも色々とあると思います。
①何もない田舎
②ちょっとした観光地がある田舎
③ある程度スーパーや公共の乗り物がある田舎
④何もないけど少し車を走らせばスーパーなどがある田舎
上げられるのは上記の4つのパターンですね。この中でオススメなのが③になります。生活環境が整っている田舎は最高ですね。病院もあり、食べ物にも困りません。少し車を走らせば自然も多いところに行くことができます。
田舎じゃないじゃんと思うかもしれませんが、住んでみたらわかります。今の環境がどれだけ恵まれてるかを感じることができます。
次点で④になります。④は車さえあれば何とかなるからです。私が住んでた場所は④のような場所です。ただ、かなり距離がある所は苦痛にしか感じませんので場所選びは慎重に決めましょう。
まとめ
田舎に住みたいと思う方は冷静に住んだ後のことを考えてみてください。
・田舎は良い点もあるが不便な点も多くある
・憧れだけじゃ住むのはオススメできない
・いじめや差別は少なからずある
・田舎に住むには覚悟と目的が必要
憧れだけじゃ住めません、いじめや差別は少なからずあります。せっかく静かに過ごしたいのにこんな目に合うなんて、と、酷い目に合うぐらいなら住まない方が良いです。
それでも田舎に住みたい方は事前調査をすることです。
今の生活に不便を感じていないなら今の生活を維持していた方が気楽です。