生活

「普通」とは何?あなたの「普通」は相手にとっては「普通」じゃない

管理人のるあせすです。

代用くん
代用くん
ねえ、普通って何だと思う?
るあせす
るあせす
普通は普通だよ。

代用くん
代用くん
それが分からないんだよね。「普通」というのがどこまで「普通」のことかは本人しか分からないんだ。
るあせす
るあせす
まぁそうだよね。自分にとって「普通」でも相手にとっては「普通」じゃないかもしれないから「普通」というのは案外使いどころが難しい言葉なんだ。

自分の「普通」を考えてみる

自分の「普通」は自分には「普通」なんだ

人は誰しも自分は「普通」と思っているかもしれません。

自分の日常生活、例えば、学校に行くこと、ご飯を食べること、友達と遊ぶことなど、世間一般の「普通」の生活が当たり前だと。

そもそも「普通」とは何でしょうか?

普通とは、特に変わっていないこと。ごくありふれたものであること。それがあたりまえであること。また、そのさま。

引用:goo辞書より

要は、自分の今ある生活の中での行動や考えなどが当然で正しいこと。

これぐらいの仕事出来て当然でしょ?
普通に考えて〇〇はあり得ないから△△しなさい
周りはしてないからこれはしなくていい

これらは、この人たちにとって今まで生きてきた人生の中で形成された「普通」のことになります。

これを読んでいる方は周りや自分も含めて、上記のような発言や考えを持っていたり聞いたりしたことはありませんか?していませんか?

私はこのような「普通」は、人によって考えが異なるので正しいと思っていますが、間違っているとも思っています。

自分の「普通」は相手にとって「普通」じゃないかも

上の例で考えてみます。

これぐらいの仕事出来て当然でしょ?

仕事の内容や量によりますが、人によって仕事のスピードや出来具合など異なります。自分にとってこの仕事熟す能力は「普通」なのかもしれませんが、相手にとっては「普通」ではないかもしれません。この時、言われた相手の心の中を考えてみます。

①これぐらい出来て当然なんだから頑張らなくちゃ

②あなたは先輩なんだから出来て当然だろう

③スルーして自分のペースを守ろう

①は「普通」を受け入れて頑張っている姿になります。多くの人はこのタイプの「普通」ではないでしょうか。②は「普通」に対して反発していますが、①と②を両方を持つ「普通」も多いのではないかと思います。③も②と同じく反発していますが自分の「普通」を守っているタイプになります。

誰しもが自分と同じ「普通」の考えを持つとは限りません。上記のような自分だけの「普通」を持っているので、自分の「普通」は相手に押し付けてはいけません。

これを、学校などの集団社会で考えるとどうなるのか?

①これぐらいはできて当然なのか、頑張らなくちゃ

②追いつかないと置いて行かれる

③頑張らなくちゃ頑張らなくちゃ

考えてみると怖くないですか?相手に合わせようとするのは良いことですが、自分を押し殺してまで相手に合わせた「普通」を求めてしまうのは「普通」じゃありません。しかし、この「普通」が今の世界に蔓延しています。

自分にとっての「普通」が、相手の「普通」を追い詰めてしまっているかもしれませんので、「普通」という単語は凶器にもなりますね。

自分の「普通」を押し付けるのは間違っていますので、絶対にしないように。

自分にとっての「普通」は大切に

結論から言うと、自分にとっての「普通」は大切にしておいてください。

相手に押し付けたりするのではなく、自分は自分、他人は他人ということ。間違っているのは自分の「普通」を他人に押し付けることです。

自分にとっての「普通」は長い人生ずっと付き合っていくものですから、そこはブレずに「普通」を貫いてください。

周りに合わせるもの良いのですが、自分を押し殺しすまでしなくても良いのです。

自分以外の「普通」を考えてみた

「普通」がないと滅茶苦茶に

自分以外の「普通」のほかに、身の回りの日常生活における「普通」もあります。

人を殺してはいけない、犯罪を犯してはいけないなど、やってはいけないことになりますね。この「普通」がなければ強盗や殺人などし放題であり、世界は無法地帯と化します。

「普通」を逸脱してしまうと「普通」の生活には戻りにくくなります。あるいは「普通」に戻れなくなるかもしれません。

私たちの生活において「普通」は感じることも見えるわけではありません。しかし、目に見えず感じることもない「普通」は存在しています。

それは、ご飯を食べ、疲れたら眠り、学校や仕事に行く、家族と過ごすなどといった何気ない日常が「普通」なのです。

私たちの今ある生活は、この「普通」に守られていることを忘れていけません。

最後に

「普通」ばっかり出てきましたが、会話でもいつの間にか使ってる魔法の単語「普通」について書きました。

自分にとって「普通」でも相手にとっては「普通」じゃないことだってあり得ます。

自分は自分、他人は他人なので押し付けてしまってはいけませんね。

「普通」という単語は時として毒にもなりますので使いどころに注意しなければいけません。

「普通は○○」を多用しているあなた、それはあなたにとって「普通」でも相手にとっては「普通」じゃないかもしれませんよ。